照明にこだわる① ~方法の基礎知識~

空間のイメージ作りには、照明が不可欠。器具や位置を変更するだけでもイメージが変わってきます。照明にはメインとなる明るさを作る主照明(全体照明)と、作業に必要な明るさを作るスポットライトのように演出する補助照明(部分照明)があります。点灯する照明の組み合わせしだいで、さまざまなムードを楽しめます。照明プランと器具の選択で、思い通りの明かりを演出してみて下さい。

明るさは部屋の内装やインテリアの色にも影響

照明の明るさは、壁や天井の色に応じて照明器具を選ぶのがコツ。白くて光沢があり、光を反射しやすい内装なら照明は控えめでも大丈夫。逆に濃い色調ならワンランク上のものを選びましょう。

照明にこだわる② ~蛍光と白熱~

住まいの明かりには、蛍光ランプと白熱ランプが使われます。蛍光ランプは電気代が安くて寿命も長いのですが、点滅を繰り返すと寿命は縮みます。逆に白熱ランプは電気代がやや高くなりますが、点滅に強く調光器との併用で自由に明るさが変えられます。白熱ランプは暖色を強調し、料理が美味しそうに見えるので食卓を照らすランプに向き、蛍光ランプはくつろぎ感を演出したいリビングや寝室に向いています。

光の色合は心理に影響を与える

光の色合は、人間の生理や心理に少なからず影響を与えます。爽やかな昼光色の蛍光ランプは人間を活動的にしますし、赤みを帯びた電球色の蛍光ランプは心身のくつろぎ感を高めます。

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