本当に必要なものだけ

部屋 家の主役は自分たちです。自分たちが中心になってめいいっぱい楽しみたいという人は、家具、雑貨一つ一つにいたるまで、徹底してこだわるとよいでしょう。本当に必要なものは?本当に欲しいものは?そう問い直してみてください。

ひとりひとりの本当に必要なもの

奥様の部屋はフェミニン、ご主人の部屋はクールに、友人が集まれるようにオープンテラスを作って…。本当に必要なものは人それぞれ違います。家族と暮らしながら、ひとり暮らしの贅沢を味わえるよう、自分自身でじっくり考えましょう。

自分を取り戻す空間

どんなに疲れていたとしても、落ち込んでいたとしても、「ただいま」とドアを開ければ体と心がほぐれて、自分のリズムを取り戻すことができる家。そんな空間をつくることができたらどれほど幸せでしょうか。

「好み」をつらぬく

たとえ国籍や出自がバラバラでも、さまざまな質感が違和感なく同じ空間に同居できる。それが自分の「好み」に貫かれて選ばれた家具たちが作り出す空間ならば、住み手を穏やかな気持ちにして、いつも「おかえり」と迎えてくれるでしょう。

長く受け継がれていく家具

アンティーク家具好きの人間にとってやはり憧れるのはイギリスやフランスなどヨーロッパの古い家具です。何代にも亘って長く受け継がれてきた家具には時間の経過によって磨かれた深い味わいが感じられます。

日本でもかつては祖母の代から引き継いできた箪笥、などのように古い年代の物を大事に手入れしながら使ってきた伝統がありましたが、目新しいデザインを追い求める風潮が浸透していくにつれてそうした習慣は途絶えてしまいました。

特に最近では安くてもデザイン性がそれなりに高く、機能面でも優れた家具が豊富に出回っているので、それだけでも充分満足できる人も数多くいるでしょう。またどこの家庭にも先祖から受け継がれて現代でも使用に耐えられるだけの品質を保った家具があるというわけではありませんので、新しい家具を揃えるのが自然な流れともいえます。

ただ、現在アンティークと呼べる家具を持っていなくても、今使っている家具を大切に手入れしながらいつかは子どもや孫に譲る、ということを考えてみるのも良いかもしれませんね。

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